洋菓子屋の喫茶にて
家族三人で三宮へ映画を観に出かけた後、ショッピングや観光はせずに、そのまま車で芦屋の洋菓子屋Aへ向かった。 お目当ては、そのお店の名物?メニューでもあるクレープ・シュゼットを食べる為。
そのお店は、たま~に焼き菓子やケーキーを買いに行く事はあっても、喫茶コーナーを利用する事はなかった。 理由は家から近い事と、駐車場が無い事と、店舗が狭い事と、それから名物メニュー、クレープ・シュゼットの存在を知ら無かったから。
フィナンシェが有名なお店だが、元々はスイーツが食べられる喫茶店を、というのが創業の想いだとか。
そんな創業理由もクレープ・シュゼットも知ら無かったのだが、去年の暮に読んだ小説に登場するのがクレープ・シュゼット。 主人公が、西宮での用事の帰りに洋菓子屋Aに立ち寄り注文するのがクレープ・シュゼットなのだ。
となると、ミーハーな私は俄然それが食べてみたくなる。 今風に言うと聖地巡礼か。
では近いうちに行ってみようという事になり、今回家族三人集まった事だし、映画を観に行って、お出かけの服装になっているので、そのまま行けばいいという事でこの日になった。
時間は午後4時、三宮から芦屋までは車なら15分もあれば着く。 日曜日の午後、この時間ならひっそりと空いて居るのではと期待して行ったら考えが甘かった。 通り過ぎ様にお店を覗くと数少ない喫茶テーブルも販売スペースもお客で一杯だ。
このお店には駐車場が無いので最寄りのコインパーキングに車を停めて歩いて行った。 この辺りだけ、住宅に対して芦屋川が天上川になっているのか、芦屋川を頂点として挟んで土地が急勾配になっている。 洋菓子屋Aはそのほぼ頂点にある。
店に着くと店内は大賑わい。 喫茶席は満員、菓子を買うお客さんの行列も入り口のドアまで続いて、自動ドアが開きっぱなしになる事もしばしば。
座席横でのサービスを頼むと、シェフがコンロ付のワゴンで運んで来てくれる。 知って居る人も、知ら無い人にも注目の的。 皆興味深々だ。 この時点でクレープとオレンジソースはフライパンに入って居る。
コンロに火を付けて加熱調理する間にクレープ・シュゼットやお店の名前の由来等が説明されて、雰囲気が盛り上がる。 さらには、このキッチンワゴンにはスイッチが付いており、フランベの炎が良く見える様に店内の照明が落とされる演出まである。
素晴らしサービス。 それはお値段も少々するのも納得。
なんて洒落て居るんだ。
続く
本日の体重 54kg
アンパンマンのマーチはひょっとして、ローエングリン、第三幕への前奏曲のオマージュ?
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