昭和の御馳走、スキ焼を作ってみる
昭和の御馳走と言えばなんと言ってもスキ焼。 まあ私は好きでは無かったが、私が子供の頃、周りの大人たちは一様にスキ焼に大いに盛り上がっていた。 そんな昭和な食べ物のスキ焼を、子供が食べたいと言うので作ってみる事にした。
子供が3歳位の時に一度、京都の「キムラ」へ家族で食べに行ったきり、そして結婚してから我が家では一度もスキ焼を作った事がない。 果たして上手く作れるのか? 夫婦揃ってスキ焼が、あまり好きでは無い、となれば作らんわな~、スキ焼は牛肉を使う高級料理だから(笑)
昨日は早くに仕事が終わって、時間にも心にも余裕があったので、雨の中、夕方の微妙な時間から子供と車で買い物に出かけた。
子供が牛ロースをスキ焼で食べたい、という事なので、スーパーで子供に肉を選ばせたら牛ロースステーキ肉を持て来た・・・
普段食べないからわから無いだな~、これが(笑)
そうじゃあない、スキ焼用薄切り肉を持って来なさい。
満面の笑みで持て来た肉、国産牛肩ロース¥908! あ゛~~、7月も月末ピンチがみえる。 普段買わないので、この肉が高いのか、安いのかわから無いが、我が家にとって¥908という絶対値は高いのである。
サービスの牛脂は忘れずに頂いた。←この辺はチャッカリ
材料は牛肉 白菜 ネギ タマネギ 焼き豆腐 麩 エノキ シラタキ、シラタキは無かったので白糸こんにゃく こんなものかな。 あとは玉子としょう油と砂糖があればできる。
調味料が異様にシンプルなのがスキ焼の特徴ではないかな。
我が家にはスキ焼鍋が無い、あるのは餃子を焼く時に使っている巨大ホットプレート。 これじゃあ深さが足りないし面積が広すぎて材料がまとまらないが仕方がない。
牛脂、一個じゃ全然足りなかった!
作り方、どうだっかな~? 牛脂でまず肉を焼いて、その肉に砂糖をたっぷり振って、しょう油をかける、だったか・・・おぼろげな記憶をたどる。
思いだせば、この料理、常に男が主体になって作っていた気がする、祖父しかり、親戚のオッサンしかり。 砂糖としょう油をガンガン使うこの料理、味も濃く甘辛でパンチがあるしパンチが必要。 薄味の優しい味ではスキ焼ではない、その辺りが主婦が作ら無い理由かもしれない。
知らンけど。
肉を砂糖醤油で焼いたら良い香りが広がった。 そこへ残りの具材を投入。
面倒になって、ええい、ドサッといれたらこんな画になってしまった。 とてもスキ焼には見えない、まるでチャンチャン焼きだ。
適度に具がに火がとおったところで食べる。
生玉子を小鉢で溶いて、それに肉を絡めて食べる、
美味しいではないか! 昔、この、味の濃すぎるスキ焼が苦手だったが、大人になればわかる味。
子供も美味しい、美味しいとおお喜び。
見た目はとても悪いが、昔家族で食べた味とおんなじだ、懐かしいな。 舌の記憶ってすごいな。
奥さんはスキ焼の焼き豆腐やネギが好きだったそうで、喜んで食べてくれた。
これから、年一回位は我が家の晩御飯に登場するかも知れない。
本日の体重 55kg
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