7月も残すところあと一週間、さすがに尻に火がついてAX-1の整備をはじめた。 今回のメニューはリアサスペンションの交換。
フルアジャストのサスペンションが欲しかったのでVFR400かRVF400のサスペンション狙いでオークションに入札を繰り返したがことごとく負けた。 そこで目先をかえてRC30のリアサスペンションを落札、競合は居なかったがスタート価格が高めだった。 でもギリギリで予算以内で済んだ。 コレを買うヤツはそお居らん(笑)
だが届いてあまりのスプリングの径の大きさにビックリ、AX-1に入らなさそう・・・・。 当然事前に取り付け穴径やピッチは調べたがスプリングの径は気にしていなかった。 やっても~たぁぁあ、スイングアームを真上から見た時のA型のサークル部分が狭過ぎる。
うだうだ言っていても仕方が無いので作業開始。 あまりのネジの多さに、エアクリーナーBOXを後ろにずらすまでに1時間以上かかった。 整備性悪いわ~
念のためにガソリンタンクも外した。 すると座布団の様な厚みのある断熱材がひかれていた。 丁寧に作ってあると言うか凝り過ぎというか。 整備性が悪いかと思えば、シュラウドをヘッドライトカウル側に残したままガソリンタンクが取れる作りになっている、よくわからんバイクだ。
バネ上?でジャッキアップしてノーマルのショックユニットを取り外しRC30のユニットを押し込む。 大きくなった分スペース的には少々キツイがやってみると、以外にもスッポリ収まった。 アレッ?
ショックユニットの全長が若干ながら短くなった事によって、取り付け角度が垂直に近づきA型サークル部に余裕が出来た。 ボルト取り付け部は上側がAX-1のほうが広く、下側がRC30のほうが広いのでそれぞれワッシャーで調整。 上側はボルト取り付け部の外側がフレームとの隙間が0mmなので0.5mm以下程度切削した。
ダメモトでやっていたので無事に取り付けられそうなのがわかり一気にテンション上がった。
サスペンションのリンクが干渉しないかジャッキアップしてフリーの状態を確認。 OK!
次にボトム時のチェック。 OK
一人作業ではボトムさせるのとリンクの確認が同時にできないので、タイダウンベルトでサスペンションを縮めた。 強力に絞め込みたい場合はラチェット式ベルトが便利。
無事にサスペンションが付いたので次は取り外したパーツを元に戻していく。
エアクリーナーBOXはスプリングの大径化とリザーバータンクの出っ張りで、そのままでは取り付けられないので干渉する部分をカット。 大穴の開いた部分はあとでシールする。
当初の予定ではキャブレターにパワーフィルターを取り付けて、エアクリーナーBOXは取り外すつもりだったが、このBOXが配線の結束、バッテリーケース、レギュレターの取り付け部、シートロック、リアフェンダーの一部を兼ねているので各部のホルダーとして残す事にしたのだ。 個別に作るのは面倒だし時間もかかる。 もおあまり時間的な余裕がないのだ、勿論資金的にも。
ドンドン元に戻していくが、またもやバカ丁寧な作りに手間がかかる。 バッテリーの押さえはシートがあれば充分だろうに、わざわざ金属製のステーを作り、その半分をゴムコーティング。
カプラー収納部も金属製の蓋を作り2本のビス止め。 面倒くさいったらありゃしない。
ここにも! オレンジの不織布フィルターの内側にさらに金属メッシュ・・・、もおええって。
結局9時間もかかった。
ひとまず完成。
普通すぎてつまら無い外観。
チラッと赤いスプリングが。
この角度がええかな。
このあと少し試乗してみたが、相当ハードな乗り心地になってしまった。 なんといっても750用のスプリングだからな。
これはかなりのハイグリップタイヤを入れないとリアサスペンションがまともに動かないかも知れない。
今後フロントフォークのオイル交換、軽量化等を経て9月のサーキット入りを目指す。 軽量化の際、アレもやったろか。
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