走行は9:30から開始。
8:30に事務所にいって、一日走行の料金と計測機のレンタル料金を合わせて\6,500、さらに「環境費」ということで¥200。 ライセンスの期限が切れているので、メンバー料金より\1,000高い。
更新料は1万円なのだが、IGCに10回以上来ないとそのメリットは無い。 今年は頻繁に通っている感じだが、まだ8回目。
レースを抜きにして、あと3回は来るだろうから計11回、レースのための練習に、いつもより頻繁に通ってこの程度だから、私の場合、更新無しのビジター料金で走るのが賢明だろう。 実際、去年は更新したが、その恩恵にあやかれなかった。
ちなみに、IGCの場合、二輪は、完全なビジターは無い。 二輪で走るには、最初に、ここのライセンスを取得する必要がある。 一度取得してしまえば、二年目以降は自分の通うペースを考えて決めればいい。 たぶん、レースに出るか、よほど好きでなければ10回は行かないと思う。
9:30になり、いよいよ走行開始。 場内アナウンスで「ウイリアムさん、コースインして下さい」と名前で呼ばれる。 ←実際はウイリアムさんではない、あたりまえだけど。
IGCは普段、カートと二輪の30分交代制なのだが、この日は二輪のみ、私のみなので、9:30~16:30まで走行枠がフリー。 つまり、いつコースインしてもOkの状態。
実は、このフリーの状態のペース配分が難しい。 いつもなら30分毎に「二輪コースインして下さい」と放送が入り、休憩は作業の目安になるのだが、それがないと、意外とダラダラして、結局あまり走らなかった、なんて事になりかねないのだ。
本日のセッティング
ファイナル 13-40 ノーマル
タイヤ空気圧 前1.5kg 後1.5kg
リアタイヤ 左右ローテーション ←せこい!
リヤサス 初期テンション マジックのマーキングより15度締め込み
リヤサスダンパー 上下最強
9:30 一回目 気温32℃
気温はピット下の日陰で計測しているのでコース上はもっと暑いはず。
左右入れ替えたリヤタイヤの感じを確かめつつ、徐々にペースを上げる。 来る前に散々考えてきた事を一つ一つ実行して、19周目には早くもベストラップ更新の54,347がでる。
ここまで来ると、あと一息なので、どしても気持ち的に突っ込みすぎてしまい、そこからはラインが乱れてタイムが落ちる。 この辺りのタイムになると、丁寧に走る事が必要だと学んだ。
最後にデーターを貰ったときにわかったのだが、この日一回目の20周目で54,266が出ていた。 知らなかった。 そんな事ならその後の作戦も変わってきただろうに、今更ながら残念だ。
前回の練習で、バンク角もコーナリングも確保できる絶妙のリヤサスのセティングを探しだし、それが効いている様だ。
10:15 二回目 気温34.5℃
一回目の疲労と反省点を考えすぎてしまい、54,728が最高で、後半55秒病にかかり、早めにピットイン。
水分をしっかり補給し、作戦メモを読み直して次に備える。
11:16 三回目 気温34.5℃
13周まで55秒台しか出ず、少々あせるが、全てのコーナーやるべき事をやっているか確認実行し、やはり丁寧に走る事で54秒台に入れる。
20周目にこの日のベストラップ54,233が出た。 その次の周も54,289がでて、さらにペースアップを試みたが、第二ヘアピンで転倒。 ここは本当によくこける。 イン側のゼブラをクリップした所で、何の前触れも無くリヤから一気にこける。 一度ビデオでも撮って客観的に見ないと原因が理解出来ない。
4回目
転倒により、またまたステップがダメになってしまった。 これでレース車検はいけるだろうか?
この回、54秒台をコンスタントに出すが、54,452どまり。 複合コーナーのアクセルONのタイミングが遅い。
ここで一旦昼休みをとる。 スポーツドリンクと梅干と菓子パン少しの簡単な食事。 主に熱中症対策。
この日は周りに誰も居ないので、カーステレオのボリュームを上げて、Bostonのアルバム、Walk Onを聴いてご満悦。
12:50 五回目 気温34.5℃
昼休みで疲れが取れたと思ったが、逆に筋肉が固まってしまい、コースインしてすぐに両大腿部の内側の筋肉がつった。 熱中症なのか、単なる筋肉疲労なのかわからない。
イン側の脚を出せないので、ステップに足を乗せたままの変なリーンアウトで走るがペースが上がらない。
20周目くらいで筋肉がほぐれだしたので、いつものフォームでタイムアタック開始。 34周目にこの日のセカンドラップ54,252をマーク。 どおやら54,2までは出せるようになった。 あと0.2秒 ペースノートには「もおどこで縮めていいかわからない」と書いている。
14:10 六回目 気温36.5℃!
コースインしてすぐに前回より酷い足のつりがでた。 脚を伸ばしたり、したが、とても走れる状況では無くなったので、すぐにピットに戻り、体力回復に努めた。
七回目
またもや55秒病にかかるが、冷静にやるべき事を思いだし、54秒台に入れるが、54,4で頭打ち。
シケインから、計測ラインまでのベストラインを探す為に、シケインのゼブラゾーンから計測ラインまでを直線的走ってみたが、計測機の反応は無かったのでこのラインは使えない事がわかった。
15:12 八回目 気温32.9℃
「同じ事をやっていれば、同じ結果の繰り返し」、の考えのもとに、リヤタイヤの空気圧を1.5kgから1.2kgに落としてみた。 これで複合コーナーでグリップ力を上げる作戦だった。
しかし、結果は転がり抵抗が増したのか、56秒しか出なくなったので11周でピットインし、リヤタイヤの空気圧を1.6kgに戻し、55秒を確認してピットイン。
15:30 九回目
ひょっとしたら、空気圧をもっと上げればストレートが速くなり、0.2秒なら稼げるかも知れないと思い。フロントタイヤの空気圧を1.7kg、リヤを2.0まで上げてみた。
こんどは空気圧を上げすぎてタイヤが滑るかも知れないが、ここまで来たら、いろいろ試さないと勿体無い。 なんせこの日が最後の練習日なのだから。
期待を持ちつつ、コースインするも、即座に脚がつり、ピットイン。 いよいよ限界か? しかし精神的な限界には来ていないので、ラスト30分に頑張るために、ストレッチ体操と、水分補給で体力回復に努めた。
16:00 十回目 気温31.8℃
二輪の走行時間は16:30までなので16:30にチェッカーフラッグがでる。
だから最後はそれを目指して、しかも楽しく、たとえタイムが落ちてきても走りきる事に決めた。
16:00コースインでじっくりとペースを上げていく。 ここまで蓄積してきたノウハウを丁寧に実行し、20周目には54秒台に入れられた。
この体力の限界に来ての54秒台は力技ではなく、54秒台の走りをマスターしたことの表れだろう。
走っていても、全身がリラックスしていてとても楽しい。 54,376がでて、オオッ!と思っていたら、次の周で、本日一回目のチェッカーフラッグが出た。(笑)
これにて、本日の練習、レース前の練習終了。
結局レース前に53秒台を出せなかったが、なぜだがスッキリした気分。 自己ベストも更新し、やるべき事は全てやり切った達成感がある。 この日、実に208周も走った、それは達成感もあるだろう。 データーを見て、自分でも笑ってしまった。
次の日曜日、いよいよレースである。
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