受け取りを断固拒否されるプレゼント
我が家の居間には木のテーブルと椅子がある。 私がもっぱら使っているのが、二人がけのベンチ。
夏場は気持ち良い木製ベンチも冬は冷たくていけない。 座布団やクッションを敷けばいのだが、その厚みとモコモコ感が好きではない。
そこで、ダンボールを敷いてみたら、とても暖かくて気持ちが良かった。 それで気に入って使っていたのだが、ある朝起きると、お気に入りのダンボールシートが無い。
床に落ちたのかと探したが見つからなかった。 出勤前で時間がないので、その時は諦めて冷たいベンチで朝ごはんを食べて出勤した。
帰宅して、何気なく部屋を見回すと、私のお気に入りダンボールが奥さんの椅子に有るではないか!
奥さんに聞いてみると、お尻が冷えるので、私のダンボールを敷いてみたら、とても暖かったので、昨夜から使っているのだとか。 どおりで私のダンボールが無いはずだ。 勝手にパチリやがってぇ。
そこで、ふと思いついた。 そんなに気に入ったのなら、これをホワイトデーのお返しのプレゼントにしようと。
「それ、ホワイトデーのプレゼントにあげるわ」というと、奥さんは「いやや いやや いやや そんな絶対いやや」を連呼。 でも「プレゼントに決定~」と無理やり贈呈した。 お返しプレゼントが安くついてよかった。
ところが、明朝、起きてみると、私のベンチに、昨日贈呈したはずの心暖まるプレゼントが返されていた。 奥さんのやつめぇ。
そこで私も、奥さんの椅子にプレゼントを敷きなおし、奥さんが起きてくる前に出勤した。 やったった。
夕方帰宅すると、奥さんは渋々、心暖まるプレゼンとに座っていたので笑ってしまった。 「気に入ったかぁ」と尋ねると、「こんなん、いやや」とまだ贅沢を言っていた。
プレゼントがあるだけ幸せと思わなきゃダメよ。 これにて一件落着ぅ~
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