はじめてASRの効果を実感した
今週乗務している担当車のプロフィアには「ASR」というアシストシステムが付いている。
「ASR」 アンチスリップレギュレーションシステム。
これは雪道などの滑りやすい路面でスリップしている車輪の駆動を最適にコントロールして、ドライバーの負担を軽減するものだ。
今まで、このアシストシステムが有るのは知っていたが、実際にどおなるかは知らなかった。
しかし今週の火曜日に、六甲山で積雪による通行止めにあった時に、はじめてその効果を実感した。
路面はシャーベット状で、ノーマルタイヤのFR車は発進困難なレベルだった。 空荷のローリーも同様だ。
渋滞で30分程停車したあと、渋滞の列が動き出したので、私もローリーを発進させようとしたが、ドドドっと滑る音がして前に進まない。 再度発進を試みるが、進まないし、トラクターとトレーラーの軸線がずれだした。
そこで三回目の発進は、滑り出してもアクセルは踏みっぱなし、クラッチも繋いだままで行くと、1秒ほど滑ったあと、なんとか発進できた。
次に発進する時も同様な事が起こったが、なんとなくアクセルを踏みっぱなしの方がスムーズに発進できる事がわかった。
普通、駆動輪が滑ったらアクセルを緩めて駆動力を調整するが、それをすると、まともに走らなかった。
渋滞中、なぜかと考えているときに「ASR」の事を思い出した。 ひょっとしたらアクセルを戻したらダメなんじゃないか?
次に、普通にアクセルを踏んで、クラッチも何も調整せずに、ごくごく普通にやると、1秒ほど滑った後ちゃんと発進できた。 やっぱり「ASR」が駆動を調整していたのだ。
普通にやればいいものを、自分でもアクセルをコントロールしていたので、よけいに変な挙動が出ていたのだ。
試しに、その後の発進時に「ASR」をOFFにして発進してみたら、見事にタイヤが空転して全く前進できなかった。
やはり機械とはすごいものだと関心した。
こんなに良くできた駆動制御装置が有るのだから、絶対に速度オーバーしないクルーズコントロールも作って欲しいなぁ。
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