53秒はあまかない・その2
二回目の走行 気温9.3度 晴れ
リヤタイヤの皮むきも終わったので、そろそろペースをあげ始める。 4周目には56秒がでたので、「よっしゃ行くか」と少し勢いを付けて第二ヘアピンに進入したら、見事に前後のタイヤが滑って、こけかけた。
「左はまだだったか」と再びビビリモードに入る。 その後しっかりタイヤを暖めて、55.082まで出す。
この時点で55.08なら、少しは可能性が見えてくる。
三回目の走行 気温12.2℃ くもり
天気が再びあやしくなったが、ようやく気温が10℃を超えた。 しかし、タイヤからのグリップ感がつかめず、55秒代を連発。
走行の20分を過ぎた辺りから、ようやくイケル感じにはなってきて、やっと54秒台がではじめる。
この走行のベストラップは54.706秒。 54秒後半では、53秒を狙うにはちとキツイ。
体を冷やさないように、ストレッチ運動をして、その後は、昨日考えてきた攻略法のメモをみて再確認とマシンのチェック。
窓の外の山はきれいに紅葉している。 できれば家族で来たかった。
四回目の走行 気温13.7℃ 晴れ
温度計の13.7℃の表示をみて、この回が勝負とを気合を入れてコースイン。 しかし、昼休みをはさんで、1時間たったタイヤは再びカチカチになり、なかなかタイムが出ない。
やはり20分を経過したころからグリップ感が出始める。 ここら辺りから、54秒を連発し、この回のベストラップは54.599秒でもう一息といったところだ。
五回目の走行 気温12.9℃ くもり
早くも気象条件は下り坂。 前回までは毎回ガソリンを3リッター、タンクに入れていたが、あまりにもギリギリだので、念のために4L入れてコースイン。
この回、始めからバカっ速爆音ミニモトにつつかれまくり。 しかしこっちも自己記録とバトル中、ベストラインを突っ走るのみ。
抜かれないところをみると、ミニモトライダーとのタイム差は、1秒、おおくて2秒と思われる。 私が54秒でラップしているので、おそらく相手は52秒か53秒クラスのライダーだ。
そのうち気配が消えた。 業を煮やして一旦ピットに入ったようだ。
ここで単独走行となったので、走りながら、攻略の要点を整理しなおし、攻めつつも、丁寧にコーナーを処理していく。
54.453秒、この日のベストラップ更新。 これなら残り時間で、53秒を狙える圏内だ。
さらにコース幅を目いっぱい使い攻めて、2コーナーを立ち上がり、軽い右コーナーをいつも以上にギリギリかすめた瞬間こけた。
「21」とともに、コースを滑りながら「あ~またやった」と思いつつ、ほぼストレートの位置で何故?と考えた。
完全に体が止まった事を確認して、立ち上がり、後方ライダーに手をふって、危険をアピール。
さっきのバカっ速いミニモトが走りながら、コクリをうなずいて反応をくれる。 私が思うところ、うまいライダーほどマナーが良いような気がする。
その後、コースがクリアな時を見計らって、ショートカットしてコースアウト。 この日、一番端のピットを使っていたので、「21」に跨りながら一生懸命路面をケリケリして進んでいると、ミニモトのメカニックさんが、「押しますよ~」と言って、ピットロードを押してくれた。
チーム名は分りませんが、有難う御座いました。 こおいうとき、サーキット仲間って良いな~なんて思う。
ピットインして確認すると、サイドスタンドの厚み7mmはあろうかという土台が、後ろ向きにまくれていた。
どおやらこれがゼブラゾーンに引っかかって転倒したようだ。
クラッチレバーは予備があったのだが、シフトペダルの予備は持っていなかったので、これにて残念ながら走行終了。 残り二回がとても勿体無かった。
これで今年の最終目標53秒代達成は次回の本年度最終走行会に持ち越しとなった。 次回は気象条件がさらに悪くなるのでさらに厳しい状況になるが、何とか達成したい。
この日、朝から「21」に再び始動不良の症状がでた。 プラグを確認したところ、おそらくリヤシリンダーの「だきつき」。
でも今からリヤシリンダーのオーバーホールは時間的にも金銭的にも無理なので、最終回は始動不良、プラス、若干パワーダウンの「21」で行くしかない。
あとは、コースのライン取りを再考察して、最終アタックだー!
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