暑い夏の夜の想い出
実家に住んでいたころは、暑くて寝られない夜になると、よくこの屋上で寝た。
盆地は風が吹かないので、それほど涼しくは無いのだが、部屋よりは少しましだった。
そのときには、人間がこれほど暑いのだから犬はもっとだろうと思い、二匹の犬を順番に連れて行った。
でもこれが結構大変な目に遭う。
クリちゃんの場合
寝ていると、なんだか段々暑く苦しくなる。 それで目が覚めると、なぜか私のわき腹辺りに体を密着させて寝ている。 そら暑いはずだ「コラコラアッチへ行け」となる。
ジャムちゃんの場合
こっちはもっと大変。 暫くは涼んでいるものの、退屈すると直ぐに遊びたがる。 だからこっちは寝た振りをして無視。
しかし、本当に寝たのかを確認するように、私の顔のそばに座り鼻息もあらく監視している。 これがまた気になって眠れない。
少しでも動こうものなら耳をペロペロ、「あ゛ーうるさい!」 言っても止めないので「ボカッ」とゲンコツ。 すると悲しいのか怒っているのか「クンクン、ウーウー」といいながら去っていく。
これで安心と思いきや、寝返りをうつと、また遠くから猛ダッシュで走ってきてベロベロ。 「ほんまにもおぉー」と今度は本気で「ボカッ」。
そんなこんなで夜は更けていき、いつの間にやらお互いに寝る。
そして、あまり涼しくならないうちにまた日が昇り、まぶしさで目が覚める。
するとまたジャムが走って来るのであった(笑)
今はもお旅立ってしまったこの二匹、夜空から屋上を覗き込んでいるかもしれないな。
オマケ
最近実家に帰るとコヤツが居る、いちいち吠えやがるので腹が立つ。
ジャーキー三本やったやろ! 散歩連れて行ったやろ! 居候のくせによ~。
※「ふんっ」と、しらんぷりのゴン。
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