煮詰まる時もあるわさ
今年二回目のIGCの走行。 念願の46Tドリブンスプロケットを得て意気揚々サーキットへ乗り込んだものの・・・
家を6:00に出発しIGCに7:25に到着、ゲートはまだ開いていなかった。
暇なのでステップワゴンを撮影。 やっぱりこの初代のシンプルなスタイルが最高だ。 次に車を買い替えるとしても、このステップワゴンがいい。 本田特装フィールドデッキもアリだな。 てな事を考えているうちにゲートオープン。
サンダーバード2号からサンダーバード「21」号を降ろす。ナンチャッテ
サーキットに着いたらすぐにバイクを降ろして各部を点検し、できるだけ早くエンジンを始動させておく事。 こおすれば何か問題があっても、走行までに充分対応可能。
今日もタイム計測機を借りた。 今回から「21」はフルカウル仕様にしたので、フロントに付ける事が出来ず、荷造りテープでテールカウルにガッチリ固定。 この位置に付けるのも意外とカッコイイ。 透明荷造りテープは粘着力が強力で重宝する。 透明なので見た目にキレイに仕上がるし、値段も布ガムテープより安いときてるから最高だ。
9:00から走行が始まりコースイン。 前回のいきなりの転倒があるので、一回目はタイヤの慣らしに徹した。
二回目 気温が高かったのでボチボチ行くかとペースを上げ始めるが、転倒の恐怖がぬぐえず、アマアマなブレーキング、そして萎縮したライディングフォームで悪循環に嵌っていく。
ドリブンを46Tにしたことで、ローギアは使わない予定だったが、各コーナーの立ち上がりで大きくパワーバンドを外しているので仕方なく使用。 するとアクセルの着きだけはよくなりエンジン音も大きくなるので速くなったと錯覚。
もしこの状態でタイム計測していなかったら、「結構イケテルな」と思っていたはずだ。 しかし実際に電光掲示板に表示される自己ラップタイムを見ると1分すら切っていない。
ファイナルのスーパーローギアな設定で減速しすぎと、ギクシャクするアクセルワークに勘違いしているだけだった。 以後正確なタイムを把握しながら必死にもがくが59秒 58秒の連続。 情け無いタイムに逃げ出したくなるが、あえて不調のときに走り続ける事に意味があるんじゃないかと、各走行枠で、途中ピットインする事なく毎回チェッカーフラッグをうけた。
この日バイクは友人を含め4台、その中で一番遅く、「走るパイロン」になってしまった。 ラップタイムは私と1秒~2秒の差。 この位のラップタイムの差だとかなり抜きにくかったと思うが、こちらも手を抜くことなく必死に走っているのだから、遠慮はしない。 追い抜きは相手の力量、責任でやってもらう。 ←この辺り、年を重ねた事によって精神的にタフにっている(笑)
※ サーキット追い抜かれ豆知識
サーキットでは自分のラップタイムが遅いからと遠慮や不用意に譲ったりする走行、走行ラインは非常に危険です。 速いライダーは、前走者、車、が目いっぱいで走っているならある程度の予想がつきます。 ですからサーキットを走る時には自分のベストを尽くして走りましょう。 これは遠い昔に、鈴鹿にライセンスを取りに行った時に講習会で教わった事です。
ライディングに行き詰まり、完全に煮詰まってしまったこの日の成績結果。
57秒97がベストタイムだった。
自己ベストには遠く及ばないが、まあこんな日もある。 投げ出したりしなければ次に繋がる。 気分的には、釣りに行って、坊主で帰る時に似ている。
この日、友人は、朝から、フロントフォーク突き出し量、ハンドル角度、ファイナルを細かくセッティングし続け、長らく壁となっていた56秒台を突破し、55秒を達成。 オメデトー!
タイムが行き詰ったら、頭で考え、実際に試してのくり返しでタイムアップしていくと同時に自分の壁も越えていく。 この辺りが大人なサーキット走行の醍醐味。
※ この積み方は、私が考えた通称「逆クロスがけ」
これだと、タイヤとサスペンションに負荷がかからない。 しかも揺れにも強い。 トランポ内の長期積載にもお勧め。 ただ前後には動きやすいので、歯止めまたは、フロントブレーキレバーを何度でも再使用できるタイプの結束バンドで握っておくと良い。
この日の全ての走行が終わり、撤収、二人ともかなり疲れた。 まあ、転倒なく一日過ごせたのはよかった。 怪我が無いのが一番大事。
次回は気をとりなおして、ファイナルもベストタイムの出た、14T-41Tに戻して再挑戦だ。
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