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2009年4月21日 (火)

急な、九州小倉行き・2

 安佐サービスエリアを出発して、行程の残りは約三分の一。 山間部の真っ暗な道のりで眠気がすぐにやってくる。 その対策として「ブラックブラック」ガムと「ブラックブラック」キャンディーと芋ケンピを用意しておいたので、まず芋ケンピから食べ始めた。

 硬い食感と、甘さで脳を活性化させようと試みたが、食べ終わったとたん効力がきれた。 自分でもヤバイなと感じるくらいフラフラし始めたので仕方なく最寄のパーキングで仮眠を取ることにした。 後ろの席では、子供と奥さんが寝ているので、運転席を倒しての仮眠。

 30分ほどして目が覚めた、しかしスッキリはしていない。 次の日の葬儀を寝過ごしたらと思うと、例え短い時間であっても落ち着かないのだ。 こおなったらもお行けるだけ行くしかないと再び出発。

 このとき、後ろの席から、これまた寝不足の奥さんが助手席に戻ってきた。 子供の寝相が悪すぎて寝られなかったらしい。 そこからCDを取り替えてもらったりもしたが、やはり眠気からは脱出できなかった。 道はどこまでいっても下りに感じたが、寝ぼけていたのだろうか。

 午前4時ごろ奥さんに義弟から、何時到着か、今どこだと電話が入った。 神戸を出発して8時間半、予定ではそろそろ到着の時刻なのだが、ペースがあがらず、いま何処なのかいまひとつ分からない。 「たぶん山口県の山中?」

 神戸から地図も持たず、ただ小倉を目指して走ってきたので、そろそろ葬儀場の位置を確認する必要があった。 電話がかかってきたついでに、高速をおりるインターチェンジの名前を聞いてもらった。 勝山インターを降りて左折してすぐの場所らしい。 そこまで聞けば場所がわかったも同然だが、この勝山インターが後のトラブルの原因になる。

 相変わらず眠く、フラフラと運転しながら関門海峡を目指し走っていると、ふいに両側から大型トラックに追い抜かれた。 巨大な壁に挟まれる感じになったので奥さんもビックリしていた。 登坂車線から大型トラックが抜いて行くということはとスピードメーターを確認すると60km/h!。 大型トラックのドライバーさん、ご迷惑おかけしました。

 ここでさすがに目が覚めて「オッシャー」とハンドルを握りなおした。 ついでに子供も起きて来た。 関門海峡の景色を楽しみにしていたが、まだ真っ暗で何も見えなかった。 そしてようやく九州へ到達。

 九州へ入るとすぐに九州自動車道と都市高速の分岐が現れた。 「どっちかな?市街地は都市高速になってるけど」と聞くともなくつぶやくと、奥さんが「たぶん都市高速」と答えた。 わからないなりに、二人の意見が一致したので都市高速に入った。 道の感じは阪神高速と良く似ていた。 ここまでくればあとは勝山インターで降りるだけのはずだった。 この時点で時刻は5:00

 春日ー大里ー富野、富野は義母の家の近くらしいが、直接葬儀場へ行く事になっているのでスルー。 足立ー紫川、どんどん都心に入っていく。 紫川で分岐があったが、特に説明も受けていないので直進。 しかし行けども行けども勝山インターは出てこない。 このとき嫌な予感がした。

 都心を通り抜け、今度はどんどん郊外へ向かって行く。 山路ー大谷まで行ったところで福岡の看板がでたので、これは間違ったと確信、大谷インターでいったん高速を降りた。 勝山インターを見落としたとは思えないが、再び大谷インターから高速にのって引き返した。 だがやはり勝山インターは見つからない。

 仕方がないので、奥さんにもう一度電話してくれと頼むと、皆寝てるからと嫌そうだったが、遠慮してる場合じゃない。 それでもう一度高速の降り口を聞くとやはり勝山インターだと答える。 同じ関西方面から走ってきた義弟がそお言うのだから間違いないだろうと信じ込んだのが間違いだった。

 ここで奥さんが、義母の家近くの富野で降りて、誰かに迎えに来てもらおうと言うので、富野を目指して走るが今度は富野の降り口が無い。 これですべてのインターに両方向の乗り降り口があるわけでは無い事を理解した。 そしてそのまま都市高速終点の春日まで行った。

 これはもおプロに道を聞くしかないと思い、いったん出た都市高速にもう一度春日から乗る際に、ETCレーンではなく、一般レーンへ入った。 そこで料金所の方に勝山インターで降りたいと尋ねると、紫川分岐から若戸大橋方面へ向かって、大手町で降りればよいと教えてもらった。 

 大手町?おやっ、と思ったが、大手町で降りると勝山インターと同じ事だと言うので、プロの言う事に間違いはあるまいと信じて大手町インターを目指した。 これで本日、三度目の都市高速だ。 

 今度は教えてもらった通り、紫川から若戸大橋方面へ入り、二つ目の降り口が、大手町インターだった。 これでやっと着いたと一安心。 この時点で時刻はもお6:00、神戸を出て実に10時間半も費やした。

 葬儀場はインターを降りてすぐ近くという事だったので、近くに車を止めて電話して義弟に迎えに来て貰う事にした。 数分後義弟が歩いてやって来た。 やはりすぐ近くだった。

 葬儀場に着いてから、よくよく調べてみると、勝山インターと大手町インターは極近くの向かい合うインターで、門司方面から来ると、勝山インターでは降りられず、手前の大手町インターで降りる必要があったのだ。

 ここで一つ疑問が残る。 なぜ同じ関西方面から車で走ってきた義弟が勝山インターで降りろと教えてくれたのか。

 実は義弟は、一度、義母の家に立ち寄ってから葬儀場へ来たので、勝山インターを使っておらず、知らない土地で道を聞かれたものだから、葬儀場のパンフレットをみて最寄のインターを言っただけだったのだ。 「そんなあ~」 エイトン教授 「都市高速の謎」より。

 その後葬儀は無事にすんだ。 その際、斎場までの往復で都市高速にのったので、一日に5回も都市高速にのった事になる。

 斎場から一旦義母の家に集まって、食事した後は、きょうだい全員がそこへ泊まる事が出来ないので、私達家族と義弟家族は予約しておいたホテルへ向かった。

                     

                  

Kokura0417  その際、またもや道に迷ってしまった。 全く土地勘の無い夜の小倉市内で、ウロウロして、最後はガソリンスタンドと消防所で道を聞いたのだが、狭い地域に 東急イン セントラルイン 東横インがあるので、教えてもらうのに、話がややこしく、21:00、ようやくホテルにたどり着く事が出来た。 この日ほどナビの必要性を感じた事はなかった。

 翌日、試しに、ホテルから義母の家まで歩いてみると僅か10分の距離だった。 

 続く

   

 

 

 

   

   

 

 

 

   

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