枯れ草越しに、朽ち果てるのを待つバス。
私は、なぜかこお云う、物が朽ち果てる様に、大いに心惹かれる。
廃屋なども、いいのだが、それはちょっと怖い気がするので、道具や看板、乗り物がいい、 その中でも、乗り物が特に好きだ。
遠い昔の記憶にある自動車や、カタログでしか知らない程昔の物、それらに出会った嬉しさと、そこから想像するストーリ。
かつて、このバスも最新型と言われた時代があり、毎日乗った人、一生で一度だけ乗った人、 いろんな人の人生が、いろんな想いと共に、このバスの中で交差したであろう。
静かに田園風景に溶け込んでゆくバス、夜には「猫バス」になって・・・、なんてね。
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