所詮は素人
先日、Kさんの息子のゼファーχのエンジンがかからなくなったと言うので見に行った。 エンジンがかからなくなる二日前まで普通に動いていたらしい。
燃料 燃料コック キルスイッチ等はKさんが点検したがまったくエンジンはかからなかったと言う。 押しがけや、車とブースターケーブルで繋いでやってみたがまったくかからない。 お手上げなので見てくれという。
しかし私とて、素人なので上記の点検くらいしかやれない。 もしかしてKさんの息子が、キャブ等を分からないなりにイジッているといけないので、プラスとマイナスのロングドライバーは持って行った。
まずは普通にエンジンをかけようとしたが、やはりかからない。 燃料ホースを抜いて流れているかチェック。 ヒューズもチェック。 でも異常なし、だがセルは回るがエンジンがかからない。 突然かからなくなったので、ひょっとすると電気系か?とも思ったりした。
そうこうしているうちにバッテリーが弱ったので、車とブースターケーブルで繋げた。 セルが回り、時々「パスン」と音がするだけだった。
エアーコンプレッサーが無いので、本当はプラグを抜きたくなかったが、ここまで来た以上、プラグも見なくてはならない。 そこで、プラグ周りの砂利を掃除するのに、パーツクリーナーと自転車の空気入れを駆使して、砂利を掃除してプラグをチェックした。
結果、多少黒かったが、火花も十分飛んでいた、エンジンがかからなくなる程の物ではなかった。 それから、ちゃんとキャブレターにガソリンが来ているか調べるのにキャブレターのドレーンからガソリンを抜いてチェックしたが、きれいなガソリンがでてきた。
日もすっかり落ちて寒くなり、Kさんと二人で暗~い気分になっていた。 もおいい加減やったので、仕方が無いと諦め気分で、セルを回した。
ここで何時もよりしつこく回しつづけたらエンジンがかかった。 よかった
それにしても、セルを長く回しただけでかかるなんて、我ながら、「所詮はオレも素人だな~」と思った。 でもかかってよかった、Kさんにも大変感謝された。
これでまたバイク整備経験値が一つ上がった。
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